和裁士 深津暢子さん
世の中にはたくさんのお仕事がある中、
和裁士さんに出会うのは深津さんが初めて!
和裁士さんとは、お客様から反物を預かって着物や羽織にしたり、元ある着物を仕立て直したりするお仕事。和服の縫製は洋の服と違って複雑な形の型紙や立体裁断がないですが、決まったサイズの布、すなわち反物から寸・尺単位を使用して寸法を測り、反物を切って着物にしたときの柄合わせ、印付け、縫う順序など、いくつもの工程を覚える必要があるとっても専門的なお仕事です。
修行時代は師匠のご自宅に住み込み修行。(!!)
10年ほど前に独り立ちをし、
現在は谷中のご自宅の一部屋をアトリエにして仕事なさっており
仕事の合間に谷中界隈をよくお散歩するそうです。
今回は深津さんのお散歩ルートに便乗して、谷中霊園にて撮影させていただきました。
桜の咲き始めを堪能しつつ、
思ったよりもすごく広くて知らない景色に出会うことができました。
ザ・職人のお仕事を続けているから、
やっぱりお人柄もシャキッとパリッと、
潔く、深津さんとおはなししていると、とっても気持ち良い空気が流れます。
髪型も自ずと、お仕事やお人柄に合ったスタイルが現れていますね。
dollsには、10年以上来てくださっていて、
もともとの毛質は硬くて直毛さん。
考えてみれば、いつも込み入ったカウンセリングも特になくて、くるくるにしたい、というのと、すこし前下がりが好きという情報を頼りに、1年に1回か2回のパーマカットの日を楽しませていただいていました。ちなみに今回のパーマはちょっとレトロをイメージしたくて、昔からある巻き方(ひらまき)でしっかりかけさせていたたきました。
良い毛すぎてパーマがかかりにくいので、毎度、かかったかかった!と喜ぶ時間がまたうれしいです。
近年は、しっかり強くかけて何回かカットのみを挟み、緩くなってきたパーマも活かす方向になりました。
毎回かけると痛んでしまうし、それに緩くなっていく過程もそれはそれで良い感じです。
ご自宅のお仕事スペースにもお邪魔しました。