2015年8月12日水曜日

只今の企画展 “彼女の本棚”について

彼女の本棚  
文・きくちかぐら/イラスト・いとうひとみ 



この展示はとあるおんなのこのあたまの中です。
知らないあの子はなかなか正体を掴ませてはくれません。
でも、本棚を見るとそのひとのことが少しわかったような気持ちになる。
本棚をこっそり覗き見て浮かんできたイメージを
絵にしてもらいました。
本と一緒に架空のおんなのこの絵もあわせてご覧ください。







部屋の中/薄暗い灯り
持ち物は最小限、テントに住む
うつ伏せ、殺風景


とおくのだれかにじぶんの記憶を差し出す、洪水
いろえんぴつは不揃い
過去と未来はいったりきたり、



鏡の中のじぶんをみつめている
戸惑いがある、声がこわばる
いちばん可愛くいたかったの、


体育座りで文庫本を読む(ふり)、猫背
ちぢこまってねむる
すこしとおくなのかちかくなのか、をみつめている












すてきな絵をかいてくれたのは、やまがたに住むおんなのこ、いとうひとみさん。日々の暮らしの中で絵や漫画をかいています。

いとうひとみさんのinstgram




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“彼女の本棚”について  文・dolls

今回の展示は、本が大好きなきくちかぐらさんと一緒に企画しました。もともとは、ドールズ店内にきくちさんの選書棚を作ろうという計画だったのですが、アイデアがどんどん発展していき、最終的には“彼女”という架空の女の子の部屋をイメージして、きくちさんの本で店内を埋め尽くすことになりました。
計画的なような行き当たりばったりのような展示ですが、予想以上にお客様からの良い反応が頂けていて楽しいです。店内の本を手にし、読んだのがきっかけで髪をバッサリカットしたかたもいらっしゃいました。また、今月の8月23日18時30分より、きくちかぐらさんがドールズで何かをする!!という催しもあります。どなたでもご観覧自由ですので足を運んでみて下さい。
23日の詳しい内容は、またブログ書きます*






谷中dolls
090-6185-8409








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