38人目の"髪と人と谷中"をお送りします。
伊藤眸さんと、灼熱の谷中を歩きました。
この日は2025年7月。風が強くてすごく暑い日。
伊藤さんは、絵をかいたり土をこねたりと、アーティストとしての活動をする一方で、パートナー柴山さんと本屋を営んでいます。
出会った10年くらい前から本屋をやりたいと言っていたことを覚えています。ご自身のペースを大切にしながら少しづつ場所作りを進め、数年前、ついに2人がデザインした本屋が東京都足立区に誕生しました。
その本屋は、荒川を超えた場所、名前は Zelt (ツェルト)
元々とても古かった住居を自分たちで改装した唯一無二の場所 。
本だけにとどまらず、伊藤さんの目にとまったあらゆるものも一緒に販売しているような自由な空間で、行くと必ず欲しいものに出会えてしまいます。
今回の撮影は、ハレとケ(よそゆきと日常)をちょっぴりテーマにしました。
日常スタイルは散歩中に撮影。
今、伸ばしている途中なので、無造作でもそれなりになるようなイメージで整えつつ、伊藤さんのピュアな部分をそのままに
蚊に刺されながらも、諏訪神社で気持ち良い夏の空気を浴びました。
癖毛さんなので左右違うように動く毛たち。風や寝癖でへんてこな癖がついても、それはそれで可愛く見えるように、前髪を短くしてポイントを作ったりなど、工夫してみました。
☁︎ ☁︎ ☁︎
そして、よそゆきのスタイルをdolls室内で
撮影しました。
よそゆきのほうは、安西水丸さんや佐藤紀子さんの絵に出てくるような、赤い紅が似合う女性像を密かにイメージ(^。^)
ショートカットでも、スタイリング材を上手に使うことでアップスタイルができます。濡れた質感になるゆるいジェルのようなものをすこし多めにつけて、小さなお団子を作ってはピンで止めていきます。
前髪はレースのように少し出してみました。
☁︎☁︎
伊藤さんは、控えめな部分を持ち合わせながらも大胆な人。彼女が作る作品群をみていると、お人柄が滲み出てるなあと感じます。
興味をもったらすぐに手を動かして、夢中になって、それが形になり、何かが生まれていく様は、見ていてこちらまでワクヮク。
そしてさいきんでは、カットにきていただく際に、dollsに置いてたら良さそうだという本を選んで持ってきていただくことがあります。編み物の本、世界の映画館の特集の本、ぬいぐるみの本、料理の研究の本など、私たち自身も大変興味をもつものばかりで、お客様と一緒に読むのを楽しませていただいています。
ということで、近々zeltさんのポップアップショップをdollsで開催予定です。
詳細はまた改めてお楽しみに、、、!
Hair
make upイメージ
とっても暑い中の撮影散歩、今年のいい思い出になりました。
伊藤さんありがとうございました!
伊藤眸さん Instagram https://www.instagram.com/hi__m/
Zelt book store HP https://ze-lt.com/ Instagram https://www.instagram.com/zelt_info/
「髪と人と谷中」
谷中の小さな美容室ドールズより、髪と人と谷中のご紹介です。これまでにドールズで展示をして頂いた作家さんをはじめ、お世話になった方々にモデルさんになってもらい、谷中で写真を撮っています。髪の毛の担当はドールズです。この企画を通して、自分たち自身が、よりドールズらしさに気付けたらいいなとも思っています。お世話になっている方のご紹介をしながら、本屋さんで売っているカタログのような作り込んだスタイルだけでなく、日常の感じや、時にひょうきんな感じや楽しさなど出したかったのと、谷中が大好きなのと、その気持ちを全部合わせて残していこうと思い、撮りはじめました。細々とでも継続していこうと思っています。
髪と人と谷中の写真:後藤洋平さん。
男性の方に撮ってみてもらいたいな、、と思っているタイミングで、お知り合いになり、彼の写真がとてもすてきだったのでお願いしました。
Instagram yohey.goto