ドールズから徒歩5分、趣ある小屋の中で生業をするDeU(デウ)さん。 フランキンセンスの香りと火鉢の暖かさが程よいこの空間にお邪魔して、 谷中で買い出しをした酒とあてでおもてなしいただきながら、話を伺いました。
気になる愛称の由来は学生時代、留学していたアメリカ、カリフォルニアにてのこと。 本名ひでゆきさんの発音がアメリカ人にはどうやら難しい。ひでゆき→でゆき→でゅき→でゅーく...と呼び名は崩れ、日本に戻って最後にDeU(デウ)さんになったそうです。 数年前、はじめてDeUさんにお会いした食事の席で、大きい背丈でとても落ち着いた佇まいと穏やかで囁くような声が印象的でした。もともと声は大きかったそうなのですが、絵本「北風と太陽」からの気付きがあり、穏やかな話し方を意識していたところ、大きい声がもう今やなかなか出なくなったそうです。
少年時代、憧れの地、アメリカへの留学。
そこで感じたことは日本人としてのアイデンティティ。
アメリカに居る"日本人の自分"という自分のことがとても印象的だったそうです。
大人になり制作会社で仕事をしていたある日、ロバートハリスさんのラジオ番組で、
ネイティブアメリカン、即ちインディアンは自身の宗教音楽を奏でる際にフルートを用いていたということを知ったそうです。
留学やラジオからの情報、他あらゆる体験から、日本文化に存在するあたりまえのことの大切さに気づき、何か日本の文化を身につけたいと思っていたところ、インディアンがフルートなら日本人は尺八だろう!と思い立ち、虚無僧(尺八を吹き喜捨を請いながら道々を歩く僧)になられたそうです。
私たちも以前体験させてもらいましたが、吹くのにコツがあってすごく難しく、初めは音さえ出ませんでした。シンプルなのに深い楽器だなと感じました。
ご興味あるかたはぜひ、
尺八に触れに、DeUさんに会いに、
com.SO小屋まで行ってみてくださいね。
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DeUさんプロフィール
◎お仕事
コムソーコヤ店主
虚無僧
尺八を吹く、
尺八作りのための真竹を抜きに竹藪に行く、
尺八を作り息を吹き込む、
稽古や手作り体験を通してみんなに尺八を伝える、海外の方々に尺八を販売する、etc
◎休日の過ごし方
散歩して蕎麦屋に行く。ときには1時間以上歩いて蕎麦屋に行くことも。
熱燗→焼き味噌→野菜→卵焼き→最後にせいろで〆!
この界隈だと松風さんや鷹匠さんへ行くことが多い。
映画を見に行くこともある。
◎好きな映画
まだ観てないけど絶対好きなのは
ウェスアンダーソンのフレンチディスパッチ。
ついつい何度もみちゃう映画は、
コーエン兄弟のビッグリボウスキ(ゆるいおじさんの映画)
◎最近読んだ本
念力家族という短歌集
◎ 普段よく聞く音楽
洋楽ベストヒットUSA
マドンナやジャンプなど。
20.30代はレゲエ
最近は中村佳穂や海外のラジオでカントリーフォークも聴く。でも、何の音楽が好きか、というよりも、生演奏を聴くことが好き。
◎谷中の好きなところ
懐の深さ。緩やかな人情感。
◎特技
便所掃除。
◎もし生まれ変わったらなりたかった職業
探検家、冒険家(今現在も冒険はしちゃってます)
◎TV.プロフェッショナルをみて誰かがいっていて気になった言葉
"群れない、媚びない、辞めない"
◎DeUさんの独り言
"だめでもともと!やるかやらないか"
"出来ないことはしなくて良いと思っちゃった"
身長189センチ
体重 70キロ
血液 O
星座 獅子
干支 ひつじ
出身 東京
好きなビール
サッポロ黒ラベル
帽子KIJIMA TAKAYUKI
上着 Skully
スカーフ フランクステラ
セーター&パンツ UNIQLO
靴 Blundstone
いつもいろいろなすてきな帽子を被られている印象があるので、帽子にも似合うようなデザインにしてみました。
切りましたよ!感が出ないように、バリカンは使わずにハサミのみで刈り上げました。
最後に、、
おまけの写真
コムソーコヤ入り口のトレードマーク、星型のステンドグラスを手がけているnidoの矢口さんと山本3人で3ショット⭐︎
HP
近頃は主にインスタからの発信です。
@comsokoya
DeUさん、貴重なお時間にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
写真 後藤洋平
髪 dolls 撮影場所
谷中界隈とコムソーコヤ
「髪と人と谷中」
谷中の小さな美容室ドールズより、髪と人と谷中のご紹介です。これまでにドールズで展示をして頂いた作家さんをはじめ、お世話になった方々にモデルさんになってもらい、谷中で写真を撮っています。髪の毛の担当はドールズです。この企画を通して、自分たち自身が、よりドールズらしさに気付けたらいいなとも思っています。お世話になっている方のご紹介をしながら、本屋さんで売っているカタログのような作り込んだスタイルだけでなく、日常の感じや、時にひょうきんな感じや楽しさなど出したかったのと、谷中が大好きなのと、その気持ちを全部合わせて残していこうと思い、撮りはじめました。細々とでも継続していこうと思っています。
髪と人と谷中の写真:後藤洋平さん。
男性の方に撮ってみてもらいたいな、、と思っているタイミングで、お知り合いになり、彼の写真がとてもすてきだったのでお願いしました。
ホームページhttp://yoheygoto.com
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